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飯 25 フォー

先日タコス用の鶏肉を作った時、圧力鍋を
使って出来るだけダシが出るようにしてみました。
そのせいで鶏肉が味気なかったのかもしれませんが。
という訳で、まずいタコスの副産物として
おいしい鶏ベースのスープがたっぷり出来ました。
そこで、タコスを作った次の日に
パサパサの鶏肉と乾ききったトルティーヤの味を
洗い流そうと、手抜きフォーを作ってみました。

飯 25 フォー_d0188704_1123542.jpg


スープは香味野菜などおしゃれなものは一切使わず
塩と水だけだったので、せめて少し味をつけようと、
ボウルの中にすりおろしたニンニクとニョクマム
(でもナンプラーでも魚醤でもそれっぽいもので)
を混ぜて、その中に熱いスープと麺を入れ、
鶏肉の残り、タマネギのスライス、トマト、
あと牛が食うほどのパクチーをトッピングしました。
もやしなんかがあったら最高なのですが、
残念ながらアメリカではモヤシは高くまずいので
日本に帰った時にとっておきます。

家庭的と形容するのも戸惑うほどシンプルな味ですが、
家で作った鶏スープのおかげでかなりおいしく仕上がりました。
あと、パクチーがあれば大抵の料理の味が誤摩化せる
気がします。素敵。
# by surcredibility | 2010-10-26 18:21 | グルメ・クッキング

飯 24 たこす

何度もサブー(saveur)のページを開いては
飽きずに眺めていたレシピがあります。
その名もラルフィーのスペシャルなタコス
ものすごくおいしそうな訳でもないのですが、
ミニマリストな味付けとレタスではなく
キャベツを使うのになぜか惹かれ、
毎日眺めていました。
あと鶏肉を一旦柔らかくなるまで
煮てからさらにフライパンで焼くという手順の
必要性が全く分からないのも魅力的。

前に書いたようにメキシコ料理の善し悪しはあまり
分からないのですが、タコスは好きです。
特にメキシコ風バーベキューのバルバコアに
レタスとトマトをのっけて、柔らかいトルティーヤ
で巻いたソフトタコスなんかはもう涎ものです。
しかし外食を最低限に押さえてる学生の身分では、
1.50のソフトタコスも贅沢品です。
だから普段はテイクアウトのメニューを眺めて
自分をじらしています。

この前そんな状態にも飽きて実際作ってみました。
鶏肉はもも肉を圧力鍋で煮て、ついでに鶏ベースのだし汁
も作ってみました。
あとはコーントルティーヤを用意して、
刻んだキャベツとパクチーを混ぜたのんと、
トマトとフライパンで炒めた茹で鶏腿をのせてと。

飯 24 たこす_d0188704_11243745.jpg


結果:
まずい。味がしない。
タバスコを大量にふりかけてどうにか完食。
やっぱり茹でてから炒めると肉がパサパサになります。
全くそうする必要性を感じない。
あと肉自体に味がついてないのもアウト。
反省します。
# by surcredibility | 2010-10-25 21:46 | グルメ・クッキング

飯 23 ローフード

女性学、クィア理論を読んでいると医学に対して非常に懐疑的になります。
時代によって「健康」「正常」とされている基準は特に流動的なので、
現代の一般的な健康の基準というのも、あまり信用出来ないかな、
と思っています。
そういう事もあって健康食品、健康的食生活というのも
あまり信用していません。
特にアメリカでは健康食の流行り廃りが激しく、
そのせいか健康的とされる食品はバカ高いです。
その中でも結構持続的に人気のある「ローフード」
つまり食品に熱を通せば体に有害になるため、
生で食え、という事です。
この理論が正しいのかそうでないのかは全く分かりませんが、
ルームメートが遠出をした時にローフードのタルトを
持って帰ってきてくれました。
食ってしまったので写真はありません。
なんか薄茶色の生地の上に赤いモゴっとした
感じのものが載っていました。
で食うとこれがなんとも言えなくなんとも言えない。
薄甘い茶色の穀物っぽい食うとポリポリ言う生地に
ぼんやりとした赤い薄甘い味。
三口ほど食って飽きました。
で結局頑張って食べたのですが、
後味が悪い悪い。
同じルームメートにしばらく前に調理前のピーナッツを
食わされた事を思い出しました。
口の奥に残るえぐみ。
プロが作ってこの味ですから、
家庭料理の味はどうなるのでしょう。
ローフードの信仰者になった場合
とりあえずうまいタルトは諦めた方がいいかと。
# by surcredibility | 2010-10-17 17:46 | グルメ・クッキング

飯 21 酒

二日酔いです。
最近酒にかける金を極端にケチり始めて、
友達とバーに行く前に下地を作るため、一人で家で飲んでいたら
ぐだぐだに酔いました。でそのままバー。
人と一緒に生活を折半していた二年前はもう少し贅沢が
出来たのですが、最近家計が結構厳しく、
ビールは地ビール(一本1ドルちょい)から
激安ほどほどアルコールのハムズ(50セント)に切り替え、
バーボンもノブズクリーク(1.75リットル40ドル)から
ウェラーズ(750ml16ドル、安い割にすっきりしていて
かなり好評)に乗り換えました。
まあどっちも安いなりにうまいからいいのですが。
特にハムズは味が薄いけども、
アメリカの安ビール(PBR、ミラーズなど)にありがちな
変な後味がしないので、飲みやすく際限なく飲むのには
最適なビールです。

で、あまり関係ないけども、最近作ったブロンディーの写真:

飯 21 酒_d0188704_11472354.jpg


ブロンディーとは基本的にはチョコレートを入れない
ブラウニーの事です。濃厚な味ですが、癖がないので
結構さくさく食べれます。
これはアメリカレシピブログの定番、スミッテンキッチンからのレシピ。

バター大さじ8
黒砂糖(砂糖でも可)250cc
卵1コ
バニラ液小さじ1
塩一振り
中力粉250cc

溶かしたバターに砂糖、卵、バニラを混ぜ、
塩、中力粉を混ぜ、他に入れたいものがあれば
どかっとここで入れる。
で175度のオーブンで20分。
キッチンに何もない時でも簡単に作れます。
スタバなどの上品な味のブラウニーより
下品で、親しみやすくて、うまいです。
# by surcredibility | 2010-10-10 14:22 | グルメ・クッキング

飯 20 ピザ

前にメキシコ料理が好きだけど味の善し悪しが分からない
というような事を書いたのですが、
ピザに関しても同じような事が当てはまります。
いや、うまいまずいが分からないというより、
アメリカ人の判断基準が分からない、といった方が
正しいのでしょうか。
アメリカではピザに関してはスノビズムを隠し立てしない
人たちが多く、特にニューヨーク辺りの
「薄いピザ派」にこの傾向が顕著なようです。
そうなれば、町の中のピザ屋でも
「あれは食えたもんじゃない」と一蹴するような、
「ピザ風なら大抵のものは食える」という僕には
全く理解出来ない人種になります。
そりゃあ「うまい」「まずい」「上品」
というような意見はありますが、
別にどれも腹が減っていればうまいだろう、と思います。
そのニューヨーク派の人への食に対する信頼は、
僕の自家製ピザを「うまい」と言って頬張っているのを
見た時に失いました。
謙遜でなく、チーズをけちった上、生地がトマトソースに
おぼれているようなピザがうまい訳ないです。食えるけど。
そんな中最近そこそこうまかったが、
アメリカ人からしたら「いいピザ」なのか不明な二点。

飯 20 ピザ_d0188704_1326859.jpg


こちらはカンザスに数店舗展開しているジョニーズのピザ。
ニューヨーク風に薄い生地にべたっとチーズとトマトソース。
この系統のピザは意外とトッピングの味が生えてうまいんです。
べちょべちょなのを無理矢理食うのもたまらない。
ここのピザはしつこすぎず、バランスが良くて
次から次へと腹に押し込みました。

で次はより下品に

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これはカンザス、ローレンスのピザシャトルという宅配ピザ屋のもの。
これがいかにもマスプロって感じの安っぽいピザで、
厚ぼったい生地にチーズと具をどかっと乗せた
例えるならば田舎町のかわいい子、
ラスベガスをやっつけろのクリスティーナリッチみたいな感じです。
それもこれは「チーズバーガーピザ」といって、
トマトソースの代わりにマスタード、
具はひき肉とタマネギというたまらなく体に悪い組み合わせ。
友達の家で飲んでいて、大体ヨーラテンゴか
フリートフォックセズのレコードを千鳥足で引っ張りだす
時間帯にオーダーを入れます。
で次の日二日酔いで冷蔵庫から直に口に押し込んだ時の
素晴らしい気持ち。
# by surcredibility | 2010-10-08 01:10 | グルメ・クッキング


アメリカ、貧乏、料理


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